自分の事ばかりで情けなくなるよ



映画「自分の事ばかりで情けなくなるよ」を観てきた。


クリープハイプの楽曲と物語の映画。


短編連作なのですが
観終わってから全てを思い返してみると、確かにみんな自分の事ばかりだ。
登場人物全員が自分の事ばかりで情けなくなっていた。

でもその先には何かがあって、それを含めてこの人達の生きているそれぞれの世界が愛おしいと思うというか、なんというか。


もともとクリープハイプの曲を聴いて、日常とか生活の中にあるなんとも言えない感情とか、そういうものに愛おしさを感じていたので
映画でもそれを感じれて嬉しかった。


綺麗で前向きでキラキラした生き様ももちろん素晴らしいし尊敬するけども、
やっぱり人間の有りのままの嘘の無い、歪んだり燻ったり汚い感情を持った生き方とかが私は好きなんだなと改めて思う。そういうものに輝きを感じる。



映画を観終わって劇場を出たら松居監督がいらっしゃってて、勇気を出してサインを貰いに行った。
緊張しててよく覚えてないんだけど、会話がちゃんと噛み合ってたか心配。
変なこと言わなかったかな自分…。
とても優しい雰囲気を纏ってて、フランクな方だった。
パンフレット大事にしよう。