ストリップ歌小屋


恵比寿リキッドルームに、
クリープハイプ主催のストリップ歌小屋を見に行った。


まず、
私にとって、音楽の中で一番大きな存在がフラワーカンパニーズとクリープハイプなんです。
一番が二つあるって変かもしれないけど、何にも変えることの出来ない存在なんです。


知ったのはほんの数年前だし
熱心なファンて訳でもないけど
大好きなんです。


その二つのバンドの対バンが見れるなんて、いや、もう、ほんと、言葉に出来ないくらい嬉しい。


運が良く、大学は今日から春休み。
一日でもズレてたら行けなかった。
運が良く、抽選でチケットが当たった。
前回のクリープハイプのワンマンがチケット取れなかったからとても不安だった。ほんと当たって良かった。


そんなライブに行った話。



フラカンは、突き刺さってくるセトリだった。個人的に。
タイミングが良いんだか悪いんだか、今朝とてもモヤモヤして、腑に落ちなくて、イライラしていたので。余計に。
一曲目が深夜高速で、次がはぐれ者賛歌だった。
前の方に居たのに棒立ちで聴いてて申し訳なかったけど、色んなことが頭の中でぐるぐるしていた。

中盤あたり、
吐きたくなるほど愛されたい
からの、エンドロール
の流れでまたやられてしまった。


吐きたくなるほど愛されたい
は、ライブで聴きたいなとずっと思っていて
曲が始まった瞬間、少し思考が停止した。
歌詞を飲み込めば飲み込むほど、頭がぼーっとした。


でも、あの曲を歌っている圭介さんはとても素敵だった。
全身を使って、踊って、魂を全部ぶつけて、目を見開いて、膝をついて、言葉一つ一つを確かに歌って。

かっこいいなあと思った。
こんな大人になりたいなあと思った。


聴けて良かった。今日一番嬉しかったことはこの曲を聴けたことです。

最後の曲は真冬の盆踊りだった。
フラカンは、最後にはいつも笑顔になれる。だから好きだ。



クリープハイプは、見る時にいつも葛藤してるんだけど、後ろで見た方が曲に集中できるかなと思ったりする。前の方は色んな人がいるから。
でも、クリープハイプは演奏してる時の表情とか、歌ってる時の仕草がとても魅力的だと思っていて
それを見たくて結局今日も前の方で見てた。

やっぱり曲に集中出来なかったりはしたけど、楽しかった。

いつも尾崎さんから目が離せないんだけど
今日小川さんがとてもカッコ良くて、釘付けだった。私が今まで気付いてなかっただけかな。具体的に説明とか出来ないけど、なんかカッコ良かった。とても。

それを見れたので、やっぱ前で見て良かったかなとも思ったり。


MCで話してた、尾崎さんと拓さんが喧嘩したという話が面白かった。面白かったって言ったら失礼か。
でも良いバンドだなーと思ったし、尾崎さんはひねくれてるのに素直だなと改めて思った。


あと、尾崎さんの狂気はとてもかっこいい。上手く言えないけど。
新曲の、社会の窓を歌っている時、一番輝いてたと思う。

そう、それで、社会の窓を歌っている姿が少しだけ圭介さんと重なって見えた。不思議な感覚だった。気のせいかなとも思えるけど、少しの間そう見えた。
そして、社会の窓、好きだ。



書きたいこと全部書けたかな。

とにかく行けて良かった。
やっぱり、ずっと聴き続けたい音楽だと思った。フラカンも、クリープハイプも。

私は幸せだ。